こんにちは。
助産師のあやこです!
産後ママにとって、結構な悩みどころとして
「骨盤ケア問題」ありますよね?
新生児訪問の時など、
「骨盤ケア何したら良いですか?」
とよく聞かれます。
悩みますよね、、、
「骨盤ケア乱立時代」ですから。
そもそも、
骨盤ケアをやるべきか?ヤラざるべきか?
どこでやるのか?
整体?整骨院?整形外科?マッサージ?それともピラティス?
どっかに行くのは面倒だから、骨盤ベルト??
この問題に、私が助産師として、骨盤軸整体インストラクターとしてお話しいたします!
長くなるので、ひとつひとつ
お話しします!
骨盤ケア、やったほうがいい!
私の意見としては、
産後のママにとって骨盤ケアは何かしらやったほうがいいと思います。
特に、不調を感じているなら尚更。
産後の身体はマイナススタート
産後は全治1ヶ月って聞いたことありますか?
そう、めちゃくちゃダメージくらってます。
それは、出産の時だけではなくて
妊娠中からずっと。
特に大きな負担になっているのは
骨盤底筋。
骨盤底筋って、その名のとおり
骨盤の底にハンモックみたいに張られています。
妊娠する前だって、その筋肉だけでかなりの重さの臓器を支えています。
それが妊娠中はマックス6キロプラスされて支えているのですね。
それだけでも結構な負荷。
そして出産時には2から2.5倍に筋肉は伸ばされるのです。
筋肉が伸びるのは多くても1.5倍が通常ですから、これってほぼ事故レベル。
そうなると産後に骨盤底筋が上手く働かなくて尿もれや尿失禁が起こりやすいのも頷けます。
そして次に大きな負担となるのは
バランスの変化。
これって意外と見逃しがちなのですが、、、
どんなことか説明しますね。
人間は本来、頭が一番重い状態でその頭を真上に持ってくることでバランスをとり効率の良い姿勢が保たれています。
それが妊娠することにより変化しますよね?
大きなお腹に重心がプラスされるので、それはまるでやじろべえにひとつおもりを追加したかのよう。
時間をかけてお腹は大きくなるわけですら、身体のバランスも徐々に適応していきます。
しかし、出産することにより急に重心が変化します。
そうなると、脳はその変化を認識できずに混乱します。
結果、脳はどうやってバランスをとって良いのか分からず
『自分の身体が自分のものじゃないみたいに上手く使えない。』
となるのです。
そしてもう一つは、
筋力の低下。
妊娠中は大きなお腹に思ったように力が入れられないですから。
産後も上手くお腹の筋肉が使えない状態ですね。
産後のダメージの主な要因
骨盤底筋への影響
バランスの変化
筋力低下
となるわけです。
もっといえば、他の因子も関わってくると思いますがそこはまた今度。
ダメージそのままだと、、
人それぞれ、状態は違いますから。
妊娠前の過ごし方や妊娠中の過ごし方。出産状態。
などなど。
なので、産後の方全てに骨盤ケアが必要です!とは言いません。
が、何かしら不調があって、
骨盤ケアに必要性を感じているのなら
やったほうがいい。
正直、時間が経てば
不調によっては自然と軽減されることもあります。
でも、そうではないものもあります。
ましてや、忙しい育児。
なかなか自分の休息優先にはできないと思います。
どんどんお子様は成長して重くなって、動くようになって、、、。
本当に嬉しい!!
けど、身体が辛くたついていけない、、。
体力がない、、。
では、本当に育児を楽しめないんじゃないかな?
あとは、将来的に
骨盤底筋が弱いことによる
骨盤臓器脱
のリスクも考えられるからです。
- 骨盤臓器脱
-
膣前壁、膣後壁、膣円蓋(子宮頸部/子宮)または膣子宮摘出後の膣断端の下垂
そんな理由から、
私は骨盤ケアはやったほうがいい!とお伝えしております。
ケアをするメリット
骨盤ケアをすることで得られるメリットはいくつかあります。
日常生活が楽になる
不調が改善されることによって、日常の生活が動作が楽になります。
気持ちが前向きになる
身体と心は密接に繋がっていますよね。
体調が良いと気持ちも上がるし、前向きに捉えることができるようになると思います。
お子さんの成長が楽しみに!
気持ちが前向きになるのと似ているけど、産後育児中のママ特有だなと思います。
だって、どんどん大きくなる我が子を抱っこしていても「どこまでもいける気がする!」
とおっしゃっていましたから。(そんなママのお話はこちらから)
もっとメリットたくさんありますが、長くなるのでこの辺で。
結論:やっぱりケアしたほうがいい。
はい。
これに尽きると思います。
身体が資本だから!
健康な精神は健康な肉体に宿る
って言いますよね?
ママが自分を労ることは、お子さんのため、家族のためでもあるのです!
自信を持ってケアしてくださいね!
もし、私にお手伝いできることがあれば
声をかけてください!
では、また!